ワセオケの練習と指導陣について
定期的な練習と合宿について

定期的なリハーサルは、週3回、毎週月・水曜日の18:00~21:00と土曜日の17:15~20:15に行っています。学生会館のほか、新宿文化センター、牛込箪笥区民ホール、杉並公会堂、江東区総合区民センターなど、都内の様々なホールやリハーサル室で練習を行っています。この練習には毎回全員が参加し、全体練習やセクション練習を中心に行われます。当楽団の練習形態には、個人練習、パート練習、全体練習(Tutti)の3段階があり、週3回のリハーサル外での個人練習では各個人が基礎練習や曲のおさらいを行い、次にパート練習を行います。そして、個人・パートで練習した成果を全体練習などのリハーサルの場で発揮し、オーケストラ全体で音楽を作っていきます。

トレオケについて

Fresh Concert 2018
2018年12月7日 杉並公会堂

入団して最初の1年は「トレオケ」と呼ばれる、主に1年生で構成されるオーケストラに所属します。このトレオケでは楽器などの経験の有無に関わらず、全員でオーケストラの基礎を学びます。ここでの練習の成果は、年3~4回の発表会にて披露します。なかでも12月に行われる「Fresh Concert」は、立派なホールを借りて盛大に行われます

指導陣について
■名誉指揮者
大友 直人氏:

群馬交響楽団音楽監督、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団ミュージックアドバイザー。東京文化会館初代音楽監督。当楽団1982年ドイツ演奏旅行および1986年ヨーロッパ演奏旅行に随行していただきました。

高関 健氏:

1993年より2008年まで群馬交響楽団音楽監督、2003年より2012年まで札幌交響楽団正指揮者。当楽団1986年ヨーロッパ演奏旅行、1989年ワールドツアー、1992年世界演奏旅行に随行していただきました。

山下 一史氏:

2008年からザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団名誉指揮者。スウェーデン・ヘルシンボリ交響楽団首席客演指揮者、九州交響楽団常任指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団正指揮者を歴任。当楽団1989年ワールドツアーをはじめ、直近では第15回海外公演「ヨーロッパツアー2018」に随行していただきました。

■桂冠名誉顧問
ルドルフ・ワインツハイマー氏:

元ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団チェロ奏者。1978年の最初のヨーロッパ公演以来、ヨーロッパツアー2018に至るまで当楽団の欧州活動に多大なご支援をいただくなど、当楽団の国際的発展に大きく寄与されています。

■名誉顧問
山岡 重信氏:

当楽団OB。ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉名誉指揮者、日本大学芸術学部研究所教授。学生指揮者、常任指揮者、音楽監督として1980年に退任されるまでほぼ30年の長きにわたり指導的な役割を担われ、当楽団の発展に大きく寄与されました。

■ミュージック・アドヴァイザー
寺岡 清高氏

早稲田大学第一文学部卒業。桐朋学園大学を経て、ウィーン国立音楽大学、イタリア・シエナのキジアーナ音楽院で学ぶ。1997年同音楽院より「フランコ・フェラーラ大賞」を授与され、1年間ジャンルイジ・ジェルメッティのアシスタントとしてロンドン・コヴェントガーデン、ミュンヘン・フィル等に同行し研鑽を積む。これまでに指揮を高階正光、カール・エステルライヒャ、ウロシュ・ラーヨヴィッチ、湯浅勇治、カルロ・マリア・ジュリーニ、ヨルマ・パヌラ、ネーメ・ヤルヴィの各氏に師事。2000年ミトロプーロス国際指揮者コンクール優勝。以降、ヴェニスのフェニーチェ歌劇場管弦楽団、サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、オランダ放送管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、イギリス室内管弦楽団を始め、イタリアを中心にヨーロッパ各国のオーケストラへ客演。日本では2001年に大阪交響楽団を指揮してデビュー。これまでに札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団等を指揮している。2004年1月大阪交響楽団正指揮者に就任。2011年4月以降は常任指揮として、2019年3月まで足かけ 15年間、ベートーヴェン以降シューベルト、ブラームス、マーラーからツェムリンスキー、シェーンベルク、フランツ・シュミット、コルンゴルトに至るウィーンゆかりのロマン派音楽を積極的にとりあげ続けた。とりわけ 2013年6月の第176回定期演奏会における「オール ハンス・ロット プログラム」は大きな反響を呼び、同年の大阪文化祭賞を受賞した。三重県亀山市文化大使、同県伊賀市文化都市協会音楽アドヴァイザー。
ウィーン在住。

■音楽顧問
杉原 裕美氏:

当楽団OG。在学中、1989年ワールドツアーにおいて、ソリストとしてウェーバー / クラリネット協奏曲第1番を演奏し世界各地より絶賛されました。元ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者カール・ライスター氏に師事。同学卒業後は、現在に至るまで当楽団の音楽面におけるご指導をいただいております。

■アドヴァイザー
              
田渕 彰氏: 元NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者。洗足学園大学名誉教授。
金田 幸男氏: 元NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者。
森田 昌弘氏: NHK交響楽団第2ヴァイオリン主席奏者。
三又 治彦氏: NHK交響楽団第2ヴァイオリン次席奏者。
井野邉 大輔氏: 仙台フィルハーモニー管弦楽団ヴィオラ・ソロ首席奏者、
大阪フィルハーモニー交響楽団特別契約首席ヴィオラ奏者。
大山 平一郎氏: 元ロサンジェルス・フィルハーモニック首席ヴィオラ奏者。
須田 祥子氏: 東京フィルハーモニー交響楽団首席ヴィオラ奏者、
日本センチュリー交響楽団首席客演奏者
宮坂 拡志氏: NHK交響楽団チェロ奏者。
志賀 信雄氏: 元NHK交響楽団コントラバス奏者。国立音楽大学教授。
髙山 健児氏: 当楽団OB、読売日本交響楽団コントラバス奏者。
菅原 潤氏: 元NHK交響楽団フルート・ピッコロ奏者。
吉岡 アカリ氏: 東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者。
和久井 仁氏: NHK交響楽団オーボエ・イングリッシュホルン奏者。
生島 繁氏: 元フランス国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団首席クラリネット奏者。
加藤 明久氏: 元NHK交響楽団クラリネット奏者。昭和音楽大学教授、武蔵野音楽大学非常勤講師。
霧生 吉秀氏: 元NHK交響楽団首席ファゴット奏者。昭和音楽大学客員教授。
今井 彰氏: 当楽団OB、元東京フィルハーモニー交響楽団ホルン奏者。
木川 博史氏: NHK交響楽団ホルン奏者。
大西 敏幸氏: 日本フィルハーモニー交響楽団首席トランペット奏者。
川田 修一氏: 東京フィルハーモニー交響楽団首席トランペット奏者。
奥村 晃氏: 新日本フィルハーモニー交響楽団トロンボーン奏者。
多戸 幾久三氏: 元NHK交響楽団首席テューバ奏者。
久保 昌一氏: NHK交響楽団首席ティンパニ奏者。
■Special Thanks!
サイモン・ラトル氏:

元ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・芸術監督。2013年11月、ブルックナー / 交響曲第7番のリハーサルをご指導いただきました。

ミクローシュ・ペレーニ氏:

チェロ奏者。リスト音楽院教授。第5回早稲田大学創立100周年記念演奏会にて R・シュトラウス / 交響詩「ドン・キホーテ」 (2013年3月20日)、また、冬季特別演奏会~名匠ミクローシュ・ペレーニ氏を迎えて~にて、ドヴォルザーク/チェロ協奏曲でご共演いただきました(2015年12月10日)。

シュテファン・ドール氏:

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席ホルン奏者。2016年2月、第10回 練馬稲門会 New Year’s Concert 2016にて、もモーツァルト/ホルン協奏曲 第3番にてご共演いただきました。2011年11月の第192回定期演奏会でも、R.シュトラウス / ホルン協奏曲 第1番にてご共演いただきました。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 金管セクションの方々:

2013年7月の来日の際、当楽団の金管セクションにご指導いただきました。

ホルン:サラ・ウィリス氏

トランペット:ガボール・タルケヴィ氏、マルティン・クレッツァー氏、ギヨーム・ジェル氏

トロンボーン:クリストハルト・ゲスリンク氏、オラフ・オット氏

テューバ:アレクサンダー・フォン・プットカーマー氏

林 英哲氏:

11年間のグループ活動後、1982年に日本で初めての太鼓独奏者として活動を開始し、国外でも活躍されています。第15回海外公演「ヨーロッパツアー2018」にご同行・ご共演いただきました。

英哲風雲の会:

林英哲コンサートのアンサンブルメンバーとして国内外の演奏活動に参加する林英哲主宰の太鼓ユニットです。海外公演には上田秀一郎氏、はせみきた氏、田代誠氏、辻祐氏の4名にご同行・ご共演いただきました。